Ohlone Wilderness 50KM Trail Run
Fremontの東

2004年5月16日

最近Mission Peak付近でよく見かけるようになったトレイルランニング。 なんとなく気になっていたので、どんなものか試しに参加してみることにした。 コースはMission PeakをFremont側から登りSunol側に下り、そこからRose Peakを登り東側の Del Valleにぬける。全長31マイル、8,000フィートの上りが待っている。 今年で17回を迎え、伝統ある大会のようだ。


準備編: 幾らなんでも突然出場するのはあまりにも無謀なので、6週間ほど前からトレーニングを開始した。 毎日裏山に速足もしくは走って上るのを習慣づけ、週に一度はMission Peakをスピードハイクし、 走って下ることにした。勿論週末はシエラで長時間のハイクをする。 レース前日は週末恒例のアルコールは抜きで、パスタを目いっぱい食べて寝た。 当日朝は4時起床、1合半ほど米を炊いてイカの塩辛で食べ、食後にビタミン剤を飲む。
7時半にトレイルヘッドにてチェックイン。長距離レースなので下手にウォームアップして 体力を使っては損なので、軽く駐車場付近をゆっくり歩き回った。出発2分前、コールがかかる。 オーガナイザーによると、今年は過去最高の参加者(100人超)があったとのこと。少しだがアドレナリンが 出ているのがわかる。8時ジャストにスタート。予想通りみんなジョギングくらいのスピードで 走りはじめた。が数分も行ったところで、(先頭の20人くらいを除いて)一斉に歩き始める。トレイルランニング とはいえ、やはり急な傾斜のところは歩きのようである。このあとSunolまでは以前走ったときとほぼ 同じタイム(1時間45分)で下れた。Tは写真の右側青いシャツと黒い短パン姿。
Sunolのエイドステーション(9.1マイル地点)には、車で先回りしたAが飲料水・日焼け止め・ ポイゾンオークよけクリーム・おしぼり・カメラを持って待機。すでに40oz.ほどのゲータレ−ドを消費し、 空になったキャメルバックに60oz.を注ぎ込む。うしろの2人組とはずっと一緒に行動してきた。 17マイル地点に行ったあたりで、脚が時々つり始める。これはいかん!水が足りないとがんばって飲む。 頬を触ると脱水によりこけているのがわかる。どうにか脚をごまかして4時間10分で Rose Peak(19マイル地点)にたどり着いた。 が、もうここで脚は速く走ると平らなところでもすぐつる状態になっていた。 未だ12マイル、1,500ft.の上りがまっている。
Rose Peakの頂上直下のエイドステーションで40oz.の水の補給を受ける。 ここで今日の目標は7時間以内を目指すと下方修正、無理せずに進むことにした。 26マイルの地点で最後の水の補給を受ける。残り時間1時間15分、しかし テクニカルな下りと上り返しが待っている。29マイル地点の最後のチェックポイントに 着いたときはもう残り30分、ひたすら急な2マイルの林道下りが待っている。脚は完全に ぼろぼろで痛いわ、すぐ吊るわで100歩と続けて走れない。後ろ向きで下ったり立ち止まったりして ごまかし、どうにかゴールに駆け込んだ。所要時間6時間51分とどうにか目標を達成できた。 上位陣を見ていたAによるとTだけがよれよれになってゴールしたとのことであった。 多分50%位の順位と思われる。

反省:[1]下りを走りぬく為の脚の筋肉の強化が十分でなかった。[2]自分よりやや速めの人についていったため、 アナエロビックモードに入る時間が多く、筋肉内のグリコーゲンを早めに消耗してしまった。 [3]水及び食料の摂取が不十分だった(ゲータレード140oz.、ジェル状スポーツフード6個、 イチゴ2個ほどしか食べられなかった)。