山の本

山渓から出版されたDoug Scottというイギリス人登山家の翻訳本。当時は彼が誰だかよくわからなかったが、それまで出ていた岩登りの入門書にはない何かを感じた。   Yosemiteのことを知ったのもこの本。
高校のとき初めて「第7級」を読んでからコンクリートのひさしに   ぶら下がるようになった。   セキネルの本は大学時代に読んだ。両手にピッケルを持って氷の壁を上りたくなった。   確か八ヶ岳の赤岳鉱泉近くの谷に1月15日に一人で行った。
高校1年のとき初めて買った山の本がこの本。このときヨーロッパの三大北壁を知った。
  「8000m…」を買ったのは大学一年のとき。クラブの友達にブールを崇拝するのがいた。
ボナッティの二大名作。ドリュー南西岩稜、フレネイ中央岩稜、そしてマッターホルン北壁の章は、 涙なしには読めない。ヨーロッパまで行ってこれらを実際に見たのは、本を読んでから10年後。
往年のフランスのスーパースター、ドメゾンの二冊。 この人が宣伝していたピッケルと登山靴と羽毛服とアイゼンを買ってしまった。
大金はたいて買ったエリックシプトンの初版本四冊。黒い二冊は戦前に発行された。