Mt. Silliman(Sequoia NP)

2014年9月30日




1864年夏、カリフォルニア地質調査隊はKings水系の調査をした後、Kearsarge Passを超えてOwens Valleyへと抜けた。 その際7月上旬にMt.Brewer、Tyndallなどを測量のため初登頂。ちょっとマイナーだが、6月にはKings水系とKaweah水系を分ける尾根上にそびえる Mt.Sillimanにも足跡を残している。今回はそのSillimanに南側から挑戦。前日LodgepoleのCGに入り、キャンプ場そばのTHの位置を確認し8時就寝。 翌朝2時半起床、静かにお茶漬けをたべてから3時半に出発。前日は雨がふったので、トレイルはしっとりとぬれていて歩きやすい。オリオンがよく見えたので、途中で記念撮影。


暗闇の中、水滴をつけた白いきのこはヘッデンの灯りに浮かび上がる。


3時間半強ほどでSilliman峠到着。日の出にはちょっと間に合わなかった。Mt. Brewer方面の山々がよく見える。


ここでトレイルをはずれ、南東方向にそびえるSillimanを目指す。 尾根は途中からやせ細り通れないので、右側の湖まで下り、そこから右肩へ上り返すことになる。


1時間もあれば登頂かなと考えていたが甘かった、ここまでですでに1時間経過。右端がこれから上るガリー。 左の岩山が(後でわかったが)本峰。


ガリーを登りきったところで一番高そうなピークが見えた(携帯に地図をダウンロードするのを忘れてしまい、どれが頂上かわからなかった)。 上ってみたものの、なんとなく「コレじゃない」感がした。


後で後悔するくらいならと、手前のピークに上ることにした。するとUSGSのマーカーがあり、「よかった」と思わす叫ぶ。 記念撮影をすませてからは往路をひたすら戻る。CG到着は3時、予想外の行動時間になってしまった。 中途半端な時間だったので、テントを撤収帰宅。


頂上からのiPhoneパノラマ撮影:右手前は最初に上った偽ピーク。やはり本峰のほうが見晴らしがよい。