Kings Canyon National Park
2007年5月24-25日
休みがとれたので、今年二度目のKings Canyonオートキャンプに来た。初日は観光客になりきり、 車であちこち廻る。と言ってもこの公園、ヨセミテのように充実した観光設備はないし、 アトラクション（滝、展望台）に欠けるので、客足は少ない。よって静かである。 写真はRoaring Riverの橋の向かい側にあるHermit Towers。
早速靴を履き替え、Roaring Fallsを見に歩き始める。しかし2分ほどで着いてしまった。 名前から察するに、水量の多いときにはさぞかし唸り音が凄い滝なのだろう。
1時間ほどで渓谷の観光を済ませ、キャンプ地に戻る。最近古いカーテンを使った テーブルクロスを使い始め、高級レストランで食事をする気分を味わえるようになった。 と言っても夕食はいつもレトルトのカレー。
次の日Ｔは、3時起床4時行動開始でCopper Creek Trailを辿り、 Granite Passを目指す。最初の1時間はヘッドライトでの行動となる。 6時半やっと写真が撮れるようになる。渓谷の反対側（南）に見えるのは Ralmer Mountain(11,254ft)
3時間ほどで5,000ft強を登り終わり、10,300ft.の無名の峠に着く。 此処からはGranite Basinが一望できた。
うろ覚えでは、今日の行動は片道9マイルのはずで、行きの所要時間4時間を見込んでいた。 しかし予定時間経過時に見かけたものは、ＴＨから目標まで約12マイルというサインだった。
最後の峠の登り600ft.を終えMiddle Fork Kings River水系側に進み、小高い岩に上る。此処でMt. Goddardを望む（中央左）。
振り返り、来た道：Granite Passとその奥（南）を望む。
Mt. Goddardをバックに記念撮影。1864年夏、Brewer、HoffmannらはGoddardを目指すべくこの峠に上り、Middle Fork Kings Riverへの下降路を探した。 しかし斜面は急で、荷物を積んだパックをつれて降りられず、引き返した。1877年Muirは、この峠を越えてMiddle Forkに下り、Tehipite Valleyを探査した。 などと峠の歴史を復習してみる。
Palisade山群もよく見えた。南西面はかなり雪が少ない。
あとはひたすら来た道を戻る。あと30分ほどのところで、Kings渓谷の奥、Bubbs Creekが見え始まった。 朝は暗くてよくわからなかったが、結構景色がいい。すでに昼を過ぎており、かなり暑い。 1時TH着、15分ほどでＡの待つキャンプ地へ戻り撤収開始、2時に帰宅の途へつく。