Cedar Grove

King Canyon National Park

2006年8月19-20日




Mt. BrewerはMt.Tyndallと共にどうしても登ってみたい山だ。その一般アプローチはKings Canyon NPの西側からとあるのだが、 登山ガイドを読んだだけでは、様子があまりぴんとこない。そこで状況視察のため、登山口付近をハイキングしてみることにした。5時前家を出て、フレズノの東、 Sequioia/Kings Canyon NPを目指す。4時間ほどで料金所に着く。『ここに来た事がある?』ときかれ、『12年前ね』と答えた。Visitorセンターで キャンプ地の様子を聞くと、予約不要だという。途中Sequoia National Forest内(料金所と今日の目的地の間はNational Forestになっている)のキャンプ場を 見つけ、とりあえず今晩の宿泊地を確保する。すぐ出発、40分ほどで180号の行き止まりにあるTHに着いた。 写真は駐車場脇のWilderness Permit Office。



行動開始は11時半、高度は4,000ft付近でかなり暑かった。谷底を東に進み、スイッチバックを登ると渓谷の全容が見えてきた。 John Muirは1891年に雑誌記事を書いて、ここをヨセミテのライバルと記したが、ちょっとスケールでは負けそうだ。しかし、人の少なさや、 車の騒音の無さを考えると、遥かに自然に近い。



何度かパックとすれ違う。どうしてもトレイルは糞臭くなり、埃っぽくなってしまう。



2時間強ほど行ったところで、Avalanche Passへの分岐点の橋に着く。さらに5分ほど進むが、Bubbs Creekの奥は依然見通しがきかない。 Tはトレイル横のガレ場をかなり上まで登っていったが、それでも谷の奥は見えなかったので、あきらめてUターンすることにした。



下り、スイッチバックからParadise Valleyを望む。



帰りはSouth Fork Kings Riverの南岸のトレイルを通り、THに戻る。こちらのほうが0.4マイル遠回りだが、あまりトレイルが使われておらず、歩きやすかった。 TH近くの川では、水浴びをする観光客をかなり見かけた。奥はBubbs Creekの谷。



帰りにCedar Groveでビールやつまみを買って戻る。小さなマーケット、シャワー施設などがあった。周りには大キャンプ地がある ものの、あまり人は入っていなかった(ここも予約不要)。如何に人気がないかがわかる。 写真は今晩のキャンプ地。ここもチェックインしたときに比べ閑散としていた。ビールで乾杯、8時前には就寝。



朝6時前起床、7時前に出発。このキャンプ地には、昔伐採されたセコイアの切り株がかなり残っていた。



Grant Groveに立ち寄ってトレイルを歩き回って帰ることにした。7時ちょっと過ぎなので人はいなかった。 写真のセコイアは『The Happy Family』と名がついている。直径は13フィートとかなり細め。 あとはひたすら運転し、昼前には帰宅する。