Stanislaus National Forest本部訪問
Sonora
2005年11月15日
Search and Rescueの初歩講習が、Sonoraの本部会議室で行われた。合間を縫って本部の見学をする。
本部建物。Forest Serviceの本部はもちろんワシントンにあり、「Chief」がトップ(現在はDale N. Bosworth、初代はHetch Hetchy問題で、
Muirと敵対関係になったG. Pinchot、ルーズベルトがその森林政策に信頼を置いた)。
その下にいくつかのRegionがある。StanislausはInyoなどと共に、Region 5に属する。
各National Forestで一番偉いのは「Forest Supervisor」。 ヘリコプターを飛ばすのには彼の許可が必要。
Stanislaus National Forestには4っのレンジャーステーション(Grovaland,Summit,Calaveras,MiWuk)があり、
それらと、LE(police),Public Relations(広報)などがこの本部で管理される。
各レンジャーステ−ションの長は、「District Ranger」というジョブタイトルを持つ。その下には施設、植物学、消火、リクリエーションなどの
担当職員が所属する。と言うわけで、レンジャーというタイトルを持つのは、厳密には「District Ranger」だけ(かなり偉い)となる。
エール大出身のエリートが、FS設立時(1905年)の主なメンバーだったことを考えると、わからないでもない。
ところで、この建物、なんとなく元モーテル的な雰囲気がした。
今年お世話になった無線塔。
無線管制室。後ろには大きな地図がある。
3っある、オペレーションコンソールのひとつ。中央のコンピュータのスクリーンには、どの中継器から無線連絡が入っているかがすぐわかるようになっている。
右側は、ドライバーライセンスの検索用端末。無線でLEから検索依頼が入ると、これでドライバーの履歴、保険加入状況などを調べる。
テーブル中央にはマイクがある。大きなLED時計が見えている。これを見て、会話終了時に時間が読まれる。
地図:マグネットで消防車、トラック、ヘリなどの位置を示す。
火の見櫓(Fire Lookout tower)の位置には、糸の付いた分度器が固定してある。
各Lookoutから報告される方位角を使い、三角測量の原理で火事の場所を同定する。
現在はコンピュータで計算しているらしいが、これもバックアップで使われるとのこと。