Cherry Creek- Kibbie Ridge
Emigrant Wilderness・Yosemite National Park
標高 4,700-8,000フィート付近
2005年6月11,12日


先月末のCherry Creek Backpackingが終わってから、どうも重大な不法キャンプ場を見逃したらしいという噂が広まってきた。同行者のDickが伝えてきたところによると:「However, after talking with some other folks who've been in that canyon, I'm not convinced the one we found was the right campsite. I've been told that the "Flintstone Camp" has large rocks moved around to create tables and chairs. We didn't see anything like that. It's possible, of course, that someone has removed them.」早い話、大きな岩を組んで作ったテーブルや椅子のある、キャンプ場があるらしい。これを聞いてがっかりしたTは、再度単独で探しに行く事にした。少しシビアな日帰り行動になりそうなので前日に出かけ、ベースキャンプを設営、翌日の朝早くから行動することにした。

参考地図・写真


ガソリンを途中で入れ忘れ、燃料不足の気配が出てきたので、林道は一番奥まで入らず、途中の広場のようなところにベースキャンプを設営した。夕飯は、2合ほどの握り飯をお茶で食べ、すぐに寝る。次の朝は、4時半起床でテントを撤収、車に仕舞い、5時過ぎに歩き始まる。5時半にはCherry CreekへのTHに到着、クロスカントリーを開始する。歩き始めてすぐにかなり大きい真っ黒い熊を20メートルほどのところで目撃。かまわず無視して進むと、相手はそそそと逃げていった。Yosemiteの熊と違い遠慮気味だった。歩きながら昨夜の残りの握り飯をゲータレードで食べる。途中三箇所でテントや、ゴロ寝のバックパッカーを見かける。皆、水際で寝ており、すぐ横を歩いていっても気づかず寝ていた。こらこら水際キャンプはだめだよとつぶやく。写真は前回のBCそばのV字谷。水量がやや減っている。


結局2時間半ほどで今日の第一目的地に着く。前回は水量があって渡れなかった沢を渡り、林の中に入ると、おーと思わず声を上げる立派なダイニングテーブルやかまどが出現した。GPSで位置の測定をし、証拠写真を撮る。ここはFlintstone CampとKayakerの間で呼ばれているらしい。しかし、本当のユーザーは彼らではなく、Backpackerではないかと思った。これは後にForest Serviceの判断で、必要と認定されれば、取り壊しに来ることになる。


主目標が達成され、まだ時間も早いので、Cherry Creekをそのまま遡り、Kibbie Ridgeを目指す。この写真の右側に支流がありそこを伝っていく。



最初は滝にぶつかり、藪漕ぎの遠巻きがあったが、あとは岩の上を楽々と進んで行く。が、高度を上げるとついに雪に覆われ始まった。スパッツを着用して、進んで行く。写真はMercur Peak。


北方を望む。かなりサンカップが深くなり、歩きづらくなってきた。すぐにKibbie Ridgeに出て雪の尾根を下っていく。1時にはベースキャンプにもどって来て、20マイルのループを終える。かなりの部分、トレイルがなかったにしては、なかなかのスピードで進めたので、大満足のデイハイクであった。