Pine Crest
Stanislaus National Forest

2005年5月14日
今日は、メンバー全員が集まってのミーティング。場所は前回と同じPine CrestのCamp Oski。見かけたサインによると、このキャンプ場はUC Berkeleyの卒業生と関係があるようだ。やや早めに着いてしまったので、なんとなくあたりの林の中を歩き回って、制服姿をセルフタイマーで撮影。制服を着るのは中学校の卒業式以来で、やや緊張する。そのうち続々と車が集まってきて、9時にミーティング開始。総勢50人はいたと思う。しかしTのように気合を入れて制服で来るメンバーは少なかった。
まずはIce Breakerのセッションがある。隣のメンバーにお互いを紹介しあい、何か共通の3点を探すというもの。5分後、各ペアがみんなの前で発表する(前回も同じ様な事があった。グループにわかれ、「Widerness」に含まれる文字から作られる単語を探すというもので、多いところは80近く見つけていた。例えば「wind」「send」等)。TとDickのペア技術系の仕事をしてる(Dickはリタイアしているが)、日本に親戚が住んでいる、スキーをするなどで共通点を発見。カヤックをするメンバーが多いのには驚いた。勿論ハイキング、バックパッキングに共通点を見出している組がかなり多かった(これは当たり前なのだが)。 次に運営委員の再任、予算報告、貢献者への表彰、最近の活動の報告などがあった。なんやかんやで2時間が経ち、その後昼までForest Service(FS)の最近の報告がある。グループとの仲介に多大な労力を注いでいるFSのBobの他に3人が混じり、予算が削られてきている事、犬などを連れて仕事でWildernessに入れなくなったこと、Emigrant Dam問題の近況(Wildernessの中の昔からあるダムの手入れをしたということで、FSは自然保護団体と係争中らしい。1964年のWilderness ActによるとWildernessに手を入れるのは禁じられている)、秋にFS設立100周年(FSは1905年に設立され、NPSより歴史がある)を祝う大イベントがあることなどが、QA方式で話された。午後一番は、グループで導入しつつある新しいウェブサイトの使い方について説明がある。発表したのはベイエリアのプログラマー・Mike。メンバーの間では、70-30の比率でブロードバンド化が進んでいた。 次に同じくベイエリアのJim(自家用飛行機のパイロットでもある)が、地図の使い方についておさらいをした後、緯度・経度、UTM、Public Land Survey System(PLS)の三つの座標系について説明をした。PLSは1700年代からアメリカで使われてきたシステムで、昔からNFSの地図はこれを使っているが、現在現場ではUTMを使用しているとのこと。TもUTMに切り替えて1年半ほど経つが、緯度・経度座標系に比べ使いやすい。PLSについてはかなり勉強になった。昔の本にはこの名称が良く出てくる。メンバーでGPSを持っているのは30%くらいだった。FSも位置の報告の精度を出すために使用を推薦している。勿論地図とコンパスの使用法は知っていなければならない。

再び無線機の使用についての復習が行われた後、5時ごろに2頭のラマがミーティング場前に現れてブレイクとなる。ラマはかなりおとなしい動物だった。足の裏は犬や猫のようにぷくっと柔らかい。飼い主によるとガラガラ蛇に弱い、また馬とすれ違う時には谷側に寄り、道を譲るとのこと。 締めくくりは、FSのLaw Enforcement部(警察みたいなもの)のヒーサー女史が現場での安全について話す。腰にはかなり大きめのハンドガン、棍棒、無線機をぶら下げている。Wildernessでのユーザーへのコンタクトの仕方や、違法行為を見かけたときの報告の仕方(基本的には無理をせず引き下がり、無線でLaw Enforcement隊を呼びなさいとのこと)などについて説明がある。最後は去年秋に逮捕劇があった、マリワナ栽培現場の動画を見せられた。来月現場にメンバーらと再度偵察に行くとのことなので、参加したい旨を伝えておいた。 さて来月下旬は、一泊二日のLeave No Trace(LNT)トレーニングが在る。これにはFSのLone Pine Ranger Station(Mt. Whitneyの麓)から講師を招き、低インパクトハイキングなどの講習が行われる。