Tuolumne-Merced分水嶺
10,000ft.付近
Yosemite National Park
2004年10月16日
出かけてくると公園内には火事の煙がかなり入り込んでいる。遠望がききそうにないので
高いところはやめ、探検ハイキングに切り替える。目標はTuolumne Peak-Mt. Hoffmann
を結ぶ尾根の西側。そこにはTuolumne-Mercedの分水嶺やいくつかの無名湖と、
歩き回って見たいポイントがある。地図ではかなり急そうな崖を下らなければならない。
うまく越えられるかどうかわからないが、とりあえず行ってみようとMay Lake THを8時半出発。
写真は東側の登り。背景はMay Lake、Clouds Rest、Hoffmannの前衛峰。
Tuolumne Peak-Mt. Hoffmannを結ぶ稜線に出た(背景のピークはHoffmannではありません)。
この部分にはテントを張れる小さな広場があった。標高10,067ft.の湖(仮称「Lake 10067」)
が二つすぐ目の前に見えている。雪もわずかに残っている。
ここからわくわくしながら西側の崖を下り始めた。
崖を下っているところ。かなり手を使うがClass 2+くらいの楽しい下り。
A(左側)はここでTに「どこを下るのじゃ?」と聞いている。正解は左側
の岩の割れ目。
やがてMerced-Tuolumne分水嶺となる尾根にたどり着いた。左は標高9,566ft.の無名の湖。
そこから谷を下っていけばYosemite Creekをたどり、やがてYosemite Fallsの落ち口に
たどり着く。中央は分水嶺の岩稜。Ten Lakes Passへと続く。右側の谷はCathedral Creek
の一支流。水はTuolumne Canyonへと流れ込みやがてHetch-Hetchyダムへいたる。
右端はTuolumne Peak。記念撮影の後は岩稜をしばらく進み、白い岩の斜面を伝い
「Lake 9566」に下ることにする。
岩稜途中にある岩の上で万歳するA。この尾根もClass 2+ほどの登り。手を使い、足を
高く上げてとトレイルハイクでは使わない筋肉を多用する。
白い斜面を下って「Lake 9566」に着いた。通ってきた岩稜がよく見えている。この湖周辺も
キャンプによさそうだ。水際で行動食のベーグルを食べる。
ここから湖の南側の白い斜面を上り返し、最初に見た「Lake 10067」へと向かった。
「Lake 10067」の横を進む。下りはじめたのは写真中央右側にある岩山の右側。
(最)左側はTuolumne Peak。さて尾根に登り返すとYosemite Valley方面のみならず
May Lake付近にも煙が流れ込んできた。空気もかなり臭くなってきている。
あとは東側斜面をちんたらとMay Lakeへ下り、デイハイカーでにぎわい始めたトレイルを
下り、1時半THに戻った。
「Lake 10067」は周りに草木が生えていないため、かなり底が綺麗だ。ここにもキャンプできそうな
スポットがあった。ただ朝日が射さず、かなり冷え込みそうだが。