White Wolfの西側
8,000-5,200ft.
Yosemite National Park
2004年6月19日
踏破したところは地図に線を書き込み満足するTだが、どうしても気になる部分がある。
White Wolfの西側に広がる樹林帯は、かなりの大きさの地帯が未だにブランクのままだ。
ここにはWhite Wolfを起点として、Harden Lake(写真)、Smith Meadow、Cottonwood Meadow、Old Tioga Roadを通る
27マイルほどのループトレイルがある。ガイドブックによるとこれらは景色もよくなく人気もないそうだ。
ブランクを埋めたいという単純な理由で、一気に歩いてしまうことにした。
![](JPEG2004/2004.06.WW.01.jpg)
8時ちょうどにWhite Wolfを出発。すでにWhite Wolf LodgeやWalk-in Campgroundはオープンしていた。
まずは自転車・ペット進入禁止のダートロードを通り、Harden Lakeへ向かい北上、そこから西に向かい進んでいく。
途中、木の間からPate Valley(Tuolumne渓谷)を少しばかり望めるところ(写真)があったが、
それ以外はひたすら樹林帯の歩きであった。所々にメドウが出てきて、Shooting Starの群生を見ることができた。
Harden Lakeから西は通行量が低いと見え、トレイルはかなり心細い。
![](JPEG2004/2004.06.WW.02.jpg)
Smith Peakの南側にあるSmith Meadowに降りるあたりからトレイルはかなり荒れてきた。
倒木がかなりの頻度でトレイルをふさぎ始め、羊歯・灌木類も覆っている。
メドウ上を通過するトレイルはすべて消え去っており、
その反対側では必ずトレイル探しをしなければならない。Cottonwood CreekからBald Mountain間は
廃道といっていい状態で、クロスカントリールートを行くのと殆ど変わりない。
冬に登ったルートとつなぐ為、Bald Mountainに立ち寄っていく(写真)。
山頂付近はかなりの灌木に覆われており、通過にかなりの時間を費やしてしまった。
![](JPEG2004/2004.06.WW.03.jpg)
さらにBald MountainとOld Tioga Road間のトレイルにもメドウが所々に出てきて、
道探しに手間取る。どうにかこうにかOld Tioga Road(写真)に出たときは思わずほっとした。
この道、舗装はされていなかったようで、全くのダートロードである。
最近人が歩いた形跡はないものの、なぜかメインテナンスがされているようで(?)、
道をふさぐ倒木は殆どない。あとは迷う事も無く(1箇所で渡渉あり)、
10時間弱でWhite Wolfに戻ってくる事ができた。Shooting Starの群生が見れたこと、
Bald Mountain山頂で正式な三角点(注)の写真を取れたことが数少ない喜びだった。
[注]真の三角点は中央に三角形のマークが入っている、ほかに二つほどリファレンスマーカーというのが
近くに2つばかりあるようだ。矢印が入っており、それは真の三角点のある方向を指している。
冬にAが見つけたのはそのリファレンスマーカーのひとつだった。