Glen Aulin
7,900ft.付近
Yosemite National Park

2004年5月14日

日曜は地元でトレイルランニングの大会があり、土曜日に山で体力を消耗するわけにはいかない。 かといってTioga Roadの開通の週末に出かけないのも癪である。というわけで、休暇をとって金曜日に 出かけることにした。Yosemite Creekのゲート前で車が並んでいて ミニ開通式でもあるのかな、などとひそかに期待していたが 軽く裏切られ、Buck Meadowsの電光掲示板に“Tioga Pass Open”というメッセージを見て ガッカリしたのは9時半であった。Olmsted Pointでちょっと立ち止まり写真(下)を撮影。 雪の融け具合は去年より3週間ほど早いといったところ。 Tioga RoadがCathedral Creekの上を通るあたりに車を止めクロスカントリーでGlen Aulinを目指す (11時過ぎ出発)。



ルートは去年の9月末Tが探査したところなので、迷わずに進めた。林の中は、まだ70%ほど雪に覆われている。 1時間ほどでMt. Conness(写真)が間近に見えるところに出た。ここからトレイルまでは10分弱。


トレイルが近づいてくると木々の間から白いものが踊っているのが見え出してきた、 周り一帯にうなるような音も響いている。思わず速足になり渓流に駆け寄った。 写真は上流方面。


そこからは25%ほど雪に埋もれたトレイルをたどり、Glen Aulinに向かう。最近人が 入った気配はなく、雪や土の上に足跡は無かった。写真はTuolumne Falls。 もうこのあたりでは怒鳴りあわないと話ができない。 Aの帽子の日よけは滝が巻き起こす風ではためいている。


ハイシエラキャンプ場(50%ほど雪に覆われていた)そばの橋をわたり、 展望台に上り昼食、下流(北西)を望む。Wildcat Pointの前衛壁(中央右) 横の斜面には水が流れていた。


少し下り、流れの横まで行ってみる。水に落ちてもすぐ下のプール で助かりそうなので、恐怖心は湧かず水際で純粋に水のパワーを堪能できた (カメラのビデオモードでも録画、見返すと音がすごかった)。 今日は軽い運動と決めていたので、その先(注)には進まず、 後ろ髪を惹かれる気分で来たルートを引き返す。 3時帰着。実働3時間、A曰く“(この距離なら)楽しいハイキング”であった。


注:Glen Aulinの下流には、Tuolumne渓谷の三大瀑布(California、Le Conte、Waterwheel) が連なっている。去年Tが渓谷を歩いた時は既に9月に入っており、 水は少ししか流れていなかった。 今日の水量を見て絶対このシーズンに見に行こうと思わずにはいられなかった(来週あたり…)。