Mt. Hoffmann
10,850ft.
Yosemite National Park
2004年4月24日
あっという間にTioga Roadの除雪は進み、今のところOlmsted Pointまで達している。
遊び場が道路工事のためにある日突然無くなってしまったような気分(少し大げさ)。
せめてもと、除雪直後の道路見学がてらMt. Hoffmannまで足を伸ばし、頂上からのスキー滑降を狙う事にした。
見積もりでは14時間ほどかかりそうだ。スノーシューは不用なことは前回わかったので置いていく。
途中の水場もわかっているので、最初から満タンにせず、フィルターを持っていく。
GPSも電池をぬいて、最悪必要なときはカメラのものを使う…と徹底的に軽量化を図って
7時に駐車場を出発。三度目のアプローチルートでもあり、どう歩くかすっかりわかっているので、4時間で
Tioga Roadに出た。

左右を確認して道路を渡ったあとは、尾根沿いに進みSnow Flatへと向かう。そこからは
去年の5月に開拓したHoffmann直登コースに入る。スキーのおかげでかなり早く進めた。急登が始まるところからは
スキーを担いで登る。雪はかなりしまっており、ぐんぐん高度を稼いでいけた。写真はClouds RestとHalf Dome。

夏の登山道と合流するあたりでTuolumne Meadows(左)からTenaya Lake(右)へのパノラマ写真を撮る。

最後の1,000フィートは雪も腐り始め、つぼ足では歩きづらくなってきたのでスキーを再装着して登る。
結局出発から6時間20分ほどで到着。無風・99%快晴・快適気温のYosemite登山日和だ。
Tのすぐ右横はMt. Conness。手前の黒いものは頂上にある観測施設?を抑えておくフック。

Valley方面を望む。Clouds Restはちょうどポールの影になっている。

あまりゆっくりもしていられないので30分ほどで下り始める。頂上のすぐ下でスキーを
つけ、それ!と滑り始めた。が、最初のターンで派手に転んでしまい雪まみれになる。
やはり腐った雪でのターンはTの実力では無謀であった。それ以降は斜滑降とキックターンの
組み合わせで地道にジグザグパターンを刻みながら下ってきた。急登の部分は勿論歩いて下る。

やっとの事でTioga Road横断地点まで戻ってきた。背景は勿論Mt. Hoffmann(中央左側が本峰)。
ここはTioga Roadが南西に大きく湾曲しているところで、Hoffmannは真北に聳えている。
これから道路を渡らなければならない。
ちょうど12時間で駐車場に戻る。途中ミラーレイク付近で雪はどこにあるの?などと子供に
質問された。National Forestのキャンプ場で寝て帰る予定だったが、
まだ空も明るいし元気だったのでそのまま一気に戻ることにした。