Aspen Valley
6,150ft.付近
Yosemite National Park
2004年1月18日
Big Oak Flat Entrance の東方7マイル、山々に囲まれたところににAspen Valleyという集落がある。
手元の資料によると1940年ごろまでYosemiteへの道(Old Tioga Road)はここを通っていってたとのこと。
今でも人が住んでいるらしい。まさにYosemiteの隠れ里だ。
今日はその忘れ去られた道をたどり訪問してみることにした。
Big Oak Flat Entranceの直ぐ直前で左折、Hetch Hetchyへ向かい2マイルほど行ったところから
道は始まる。
Aspen Valley Rd.(Old Tioga Roadの新しい名前?)という標識のある分岐に車を止めて準備、8時に出発。
最初の一時間は標高が低いこともあり、雪のないところが頻繁に出てくるので、スキーをまめにつけたりはずしたりしながら進む。
ひどく古い舗装が落ち葉の下に見えている。また、つい最近のものと思われる倒木が所々で道をふさいでいた。
5,100フィート地点からやっと道は完全に雪の下になる。数日前のものと思われるスキーのトレースがついていたが
直ぐに消えてなくなった。
予想どおり道は展望の全く利かない森の中をだらだらと高度を上げてゆく。夏には間違っても歩きたくないところだ。
GPSを何度か取り出し進み具合を確認する。ここは目標まであと一マイルほどに迫ったあたり。道幅はだいぶ狭い。
昼融けて夜固まると言うサイクルを何度も繰り返した雪の上をすいすいと進む事ができた。
11時半、突然道の前が開け雪原に飛び出す。どうやらAspen Valleyに着いたようだ。雪原のすぐ横の
木の下に隠れるように家が建ててある。注意深くあまり近づかないように家々の観察を開始する。
と、丸い円盤が目に入る。衛星TVのDishだ。
そう、結局ここは21世紀の最新通信技術の恩恵に預かる(夏の)別荘地なのであった。
なんとなくがっかりして、パワーバーを食べ始めた。
というわけで記念撮影の後11時50分に引き返す事にする。
Tは今回新しいポーズをとってみる。複路はスキーが面白いようにすべり、2時には戻ってくる事ができた。
(追記:Aはスキーを履いて倒木をまたいでいるときにひっくり返り小指を捻挫。
Tは調子に乗ってスケーティングをしている際、突然重い雪にスキーをとられ大横転をし雪の下の地面にぶつかり
肘と肩にダメージを受ける。というハプニングがあったもののそれなりに楽しい下りを満喫できたのであった。)