Mt. Watkins
標高 8,500ft.
Yosemite National Park

2003年12月22日

Tenaya Lakeを見に行こうと朝早くに家を出た。7時にはValleyに入ったものの、 Mirror Lakeに一番近い駐車場を探しているうちに迷子になってしまった。 ようやく車を止めて準備をし、7時20分に歩き始める。ところが 10分も行くと、なんとMist Trailのトレイルヘッドに着いてしまった。 全く逆の方向に歩いていたようだ。 朝の大事な時間を無駄にしてしまい、自分にむっとしながら急ぎ足で 反対方向へと向かう。Oakの葉に覆われたMirror Lake沿いのトレイルは、 雪どけ(や雨)のせいでじめじめしていた。 やがてトレイルは谷底を離れ、一気につづら折れの登りが始まる。 出発から2時間40分ほどでリムの上に達する。ここから トレイルは突然雪に覆われ、スキーでの行動となった。


はじめのうちはガリガリの雪の上にパウダーが2インチほど積もり、 緩やかな林の中をすいすいと進めた。が、 やがて急なスイッチバックが始まると、雪質もザラメ状となりなかなか進めなくなる。 その後に続く斜面では気温の上昇とともにスキーに雪が団子状にくっつき始め、 数歩進んではストックで雪を叩き落としてという状況になってしまう。 もうこれはだめだ、とあっさり計画を変更。近くのMt. Watkinsへと進路を変えた。 写真はMt. Watkinsの頂上近くからTenaya Lake方面を振り返ったところ。

Mt. Watkinsの頂上はダラーとしていて(参考:先週の写真)、尚且つ生える木々のせいで 見通しがよくない。もう少しValleyが覗ける先端の方に行って見ることにした。 依然雪は重くスキーの進みが悪い。写真はMt. Watkinsの後ろに聳えるMt. Hoffmann.

ここまで来ると、North Peak、 Mt. Conness、 White Mountainが木に邪魔されずに 見え始まった。山々の手前はTenaya Lake付近のドーム群。中央はTenaya Peak。 Cathedral Peakの先端が右端にかすかに見える。

同じ地点からValley側を覗く。左端は勿論Half Dome、こからの眺めはいまいち。 中央はGlacier Point。右側はNorth DomeとBasket Dome。奥に小さく El Capitanの頭が見える。
帰りはMt. Watkins の西側の斜面を下り近道をすることにした。 しかし慣れないXCスキー、重い雪質、でこぼこの雪面、 所々に生える木、そして実力不足のせいで何度も何度も転び 雪まみれになって下る。 斜面の一部は倒木や藪でスキーでの通過は不可能、歩いて通過。 なんやかんやと3時にやっとリム付近へと戻って来れたのであった。

スキーを脱いだ後は疲れきった足で慎重にトレイルを下る。 途中で見上げるClouds Restは白く輝いて綺麗だった。 Mirror Lake付近で今日初めて人に出会う。 暗闇迫る5時前に駐車場に戻れた。