たいそう重くもない荷物を担いで3時間弱も歩くと昨年宴会をしたEdiza Lake近くの 天場につく(10:30am)。テント設営、水汲みなどを終え一休みするともう11:30amだった。 水、食料、ジャケット、ピッケル、アイゼン一組だけを持って出かける。1時間も歩くと おなじみの二峰が覆いかぶさってくる。いよいよここからはトレイルも消え ガレ場、岩、雪渓が始まる。雪の少ない今年は、ザレ場が増えているのがいやな感じ。 | |
3:25分、頂上までもうすぐのところ。後ろはRitterの北側で John Muirが1872年10月に初めて登った。(吉野屋は2000年に登った。) コルからのBanner Peakへの登りは意外と楽なガレ場だったので、ぐんぐん高度が稼げた。 |
3:45pm 頂上着。Ritterに比べBannerの登りははるかに楽だったものの、 この痩せた頂上周りはびびるものがあった。なんと東側はずっぱりと切れ落ちている。 ヒョエーと言いつつ最高点にたどり着き、さっと 記帳しすぐにやや広めのところ(写真右)へと移動して、くつろいだ。 足元に広がる湖は左から Thousand Island、Garnet、 Shadow、Nydiver、 Ediza、 Cecil。 右端は、MinaretとRitterの尾根。 よーく見るとMono Lake(左)やWhite Mtn.(右)も写っている |
雪渓が固まり始める前に下ろうと頂上には20分位しかいなかった。 どんどこ、がらごろとがれ場をくだりコルでAはアイゼンをつける。50メートルほど 下り傾斜もゆるくなり出したところで、何故かAは10メートルほど滑落した(勝手に止まる)。 どーも腰が引けているよーだ。リッターの影がさしている谷まで下れば、もう安全。 | |
Ediza Lakeの上まで降りてきた(6:17pm)。Minaretにさす陽も弱々しい。 さらに1時間歩いた後ベースキャンプについた。Shadowクリークの水を汲んで体を 洗いすっきりした後、バーボンとビーフジャーキーで宴会が始まったのだった。 | |
夜中に子雉撃ちに行ったAが道に迷い15分ほどいなくなるという ハプニングがあったものの、まずはプレッシャーもなく快適なテント泊が出来た。 次の日はゆっくりと6時に起き、お茶漬けで腹ごしらえをしてから下山を開始、 シャドウレイクにはRitterとBannerがきれいに映っていた。 |